ゆーとの読解力

片田舎の物書きになることを夢見る童顔

【学ぶ】レシピより重要なこととは何かを教えてくれる料理本「志麻さんの台所ルール」

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我が家は共稼ぎ

我が家は共稼ぎです。

そのおかげか、生活水準は一般的と言えるレベル。

しかも、結婚当初においては、妻の方が収入が多かったりして。

男女平等・共同参画。

いい時代ですね。

もちろん、私も家事をします。

結婚するまで料理なんてやったことなかったけど、まあ、やらずばなるまいて。

「男も料理ができる」

これが今の当たりです。

料理、はじめました。

そんなわけで料理洗濯掃除ゴミ出し何でもござれの家事のできる格好いい夫を目指したわけですが、妻と一緒に暮らし始めるまで実家暮らしだったため、ゴミ出しなんかしなかったし、洗濯機を使った覚えもなく、毎日が勉強でございました。

もちろん、料理だって初心者様。

目玉焼きぐらいなら作れますが、炊飯器となると、はて、どのボタンを押せばいいのかわからない。

「ええい、儘よ!

これが予約ボタンかな!?」

で始める一つ一つの家事の工程。

座右の銘:やってみないと、やられてみないと、わからないこともあるだろう。

そう言い聞かせ、毎日色々試しておりました。

最初はCook Do。後、自己流。

最初は食材に「Cook Do」をぶち込むだけの料理。

切って炒めて素を混ぜる。

それだけで美味しい料理ができあがります。

でも、それが、だんだん冒険心が育っていき、様々な料理にチャレンジした結果、我が家は夕飯氷河期を迎えます。

とにかく、美味しくないのです。

妻曰く、

「レシピを見て」

とおっしゃられますが、わたくし、ひねくれ者でございますので、

「すまない。

レシピを見る気がしないんだ。」

と、意味不明な回答を繰り出すわけですが、約7年間修業した結果、随分上達したねと称賛されるようになりました。

きっかけはテレビで出ていた志摩さんの言葉がヒントに。

…どうも、私が作る料理には、塩が足りなかったらしい。

高血圧症対策も限度があるということで、以降、勝手にファンを気取っております。

おススメ本「志麻さんの台所ルール」

先日、本屋で 「志麻さんの台所ルール」を購入しました。

本屋の料理ブースに行くと、レシピ本ばかり並べられているのですが、レシピなんてめちゃくちゃ種類があって、正直なところ、

「キリがない…」

というのが本音。

もちろん、レシピ通りに作れば美味しいことは知っていますよ?

でも、わたくし、そもそも説明書を読むのがめちゃくちゃ苦手なのです。

プラモデルとか、完全に完成した試しがない。

…逆に、マニュアルを作るのは好きなんですけど(笑)

単に、人から指示されるのが苦手なだけかもしれませんが、一般家庭ですから、レシピ本で求められている食材がないなんて当たり前だと主張する。

「食材が一つないだけで買ってくるなんて、そんな時間ないよー。」

本書をおススメする理由ははレシピ本ではなく、

「のびのびと料理を作るためのコツ」

をお届けする本だから。

料理と向き合うための、最も基本的な姿勢を教えてくれます。

料理が苦痛な人ほど読んで欲しい。

特に、台所初心者半年から2年くらいの人に読んで欲しいと思います。

美味しく作れたのに何度も作りたいと思えないのは、多分、費用(手間)対効果(美味しさ)が悪いのではないかと思います。

レシピ本では美味しさは教えてくれますが、効率的な作り方なんてものは教えてくれません。

また、

「作り置きで楽をする」

なんて銘打っていても、実際には、それを作ること自体に手が混んでいたり、現実的でなかったり。

「これが楽!」

と道具を紹介されても実際洗うのが面倒だったりと、意外に手間が減りません。

料理に過度なストレスを感じるのは、何かが間違っているから。

この言葉にちょっとでも共感できたのなら、本書を手に取っていただけるといいのかなと思います。

蛇足

ちなみに、先日、炊飯器が駄目になりました。

厳密には釜の塗装が剥げただけで、釜だけ買えばいいのですが、職場の先輩から、

「うちはフライパンで炊いてるよ」

と言われ、

「おもしろそうだな…」

と、早速実践しています。

意外においしくできる。

少し硬いので、キャンプ飯っぽくて、これはこれでアリかも。

これ、鍋が食洗機洗えるから、意外に楽かもしれない。

今時の炊飯器はわかりませんけれども、前の炊飯釜は食洗機で洗えませんでした。

もしかしたら、我が家から炊飯器がなくなるかもしれません。

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